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2009年02月10日

地球温暖化:南極の氷解けた場合の海面上昇、想定より最大30%増

地球温暖化:南極の氷解けた場合の海面上昇、想定より最大30%増

地球温暖化で南極の氷が解けると、アメリカ東海岸など一部地域の海面上昇が想定を最大30%上回る可能性があることが、カナダと米国の研究チームの分析で分かった。日本沿岸では想定を16%上回っている。6日発行の米科学誌サイエンスに発表した。

 南極は厚さ千数百メートルの氷(氷床)で覆われている。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、温度上昇が目立つ南極の西側の氷床がすべて解けると地球上の海面が一律5メートル上昇すると試算している。

 研究チームは、氷床が大規模に解けると地殻が変形して地球の形がわずかに変わることに注目。IPCC同様、南極の西側の氷床がすべて解けたと仮定し、予想される海面上昇を試算した。

 地殻の変形が地球の自転に影響し、自転軸が500メートル程度ずれると予測した。その結果、海水の循環に変動が起き、日本やアメリカ東海岸、インド洋南部では大幅に上昇すると分析した。日本は5・8メートル、米国の首都ワシントンなどがある東海岸は6・3メートルの海面上昇が予想されるという。

 研究チームのピーター・クラーク米オレゴン州立大教授(地球科学)は「氷床融解は差し迫った状況ではないが、想定して対策をとるのが賢明」と指摘する。

      毎日新聞 2009年2月10日 東京朝刊より


突然ですが、次の5つの設問に貴方はどう思いますか?自分なりに同意できる場合は『〇』、部分的度同意『△』、同意できない『×』をつけてみてください。
項番
設     問
同意度
世界の二酸化炭素,メタン及び一酸化二窒素の大気中濃度は,1750年以降の人間活動の結果,大きく増加してきており,氷床コアから決定された,工業化以前何千年にもわたる期間の値をはるかに超えている.世界的な二酸化炭素濃度の増加は,第一に化石燃料の使用及び土地利用の変化に起因する一方,メタンと一酸化二窒素については,農業による排出が主な要因である.
気候システムの温暖化には疑う余地がない.このことは,大気や海洋の世界平均温度の上昇,雪氷の広範囲にわたる融解,世界平均海面水位の上昇が観測されていることから今や明白である.
古気候に関する情報によって,過去半世紀の温暖な状態が,少なくとも最近1300年間において普通ではないとの考察が裏付けられている.
20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは,人為起源の温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性が非常に高い.識別可能な人間の影響が,気候の他の側面(海洋の温暖化,大陸規模の平均気温,異常高低温や風の分布)にも及んでいる.
温室効果ガスの排出が現在以上の割合で増加し続けた場合,21世紀にはさらなる温暖化がもたらされ,世界の気候システムに多くの変化が引き起こされるであろう.その規模は20世紀に観測されたものより大きくなる可能性が非常に高い.
この設問はエネルギー・資源学会の「地球温暖化:その科学的真実を問う」(冒頭2)の中で論者の立場を把握するための予備的調査に用いられたものです。
貴方はどの立場でしたか? 是非、本文も読んでみてください。

それからどの様な対策を取る必要が有るか考えても遅くないのではないでしょうか。
ラベル:地球温暖化
posted by yoishina_goo at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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