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2008年03月09日

県が初の見解「EM菌投入は河川の汚濁源」

県が初の見解「EM菌投入は河川の汚濁源」

 県は、河川や学校で水質浄化の環境活動に使われているEM菌(有用微生物群)などの微生物資材について「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」との見解をまとめ7日、郡山市で開いた生活排水対策推進指導員等講習会で発表した。
 県環境センターが、市販のEM菌など3種類の微生物資材を2つの方法で培養、分析した結果、いずれの培養液も有機物濃度を示す生物化学的酸素要求量(BOD)と化学的酸素要求量(COD)が、合併浄化槽の放流水の環境基準の約200倍から600倍だった。
 県が微生物資材の使用について見解をまとめたのは初めて。県生活環境部は「活動している方々と今後、幅広く議論の場を設ける。(今回の見解が)議論のきっかけになればいい」としている。EM菌使用の環境活動は県内の学校や団体で幅広く行われており、波紋を広げそう。
(2008年3月8日 福島民友ニュース



詳細記事

 県環境センターは、市販の微生物資材3種類をメーカー指定方法に順じ、糖蜜や米のとぎ汁などで希釈し7日間培養し、測定した。

 いずれも酸性が強く、水質の汚濁度を示すBOD(生物化学的酸素要求量)とCOD(科学的酸素要求量)は1ℓ当り4000mgから15000mgとなった。窒素は合併浄化槽放流水の4倍から12倍、リンは同2倍から32倍の値を示した。
 このため県は、微生物資材の河川などへの投入について「培養液そのものが高濃度の有機物で、投入後に固体と液体とに分離することができないことから、水を汚染することにつながる。微生物資材の中に水質浄化になどが含まれていても、慎まなければならない行為」との見解をまとめた。

 河川投入に対して否定的な見方をする一方、そのほかの環境活動利用については「生ごみの堆肥(たいひ)化や、洗剤の替わりに用いるトイレや風呂の洗浄などでは適量であれば問題はないと考える」としている。
 県は今後、利用方法に関するパンフレットなどを作成し、県民に呼び掛ける方針。

福島大学准教授が研究報告
 講習会では、微生物を研究している難波謙二福島大学准教授が、微生物の働きについて講演会、岡山県で行なった自身の研究結果を披露した。それによると、瀬戸内海のヘドロ分解に関してEM菌などの微生物資材は逆効果だったと述べ(販売元が)『何でも効く』と主張することで汚染物質と原因の特定から始まるメカニズムの解明を贈らせ、被害を遅らせ、被害を拡大する可能性がある」と指摘した。
 難波准教授はまた、日本土壌肥科学会の報告でも有効性がないとされたことを紹介した。

市担当者「データ求める」
 会議には福島市、郡山市の環境行政担当者も出席。福島市の職員は、「(EM菌については)これまで扱いに困っていた。今後、県に対して検証結果を求めていきたい」と述べた。

団体、学校「がっかり」「大丈夫なのでは」
 県の見解に、EMなどを使って河川浄化などに取り組む各団体や学校は困惑している。
 2002年(平成14)年からEM菌を使って郡山市の河川などで水質浄化活動に取り組むNPO「EM・エコ郡山」の武藤信義理事長は「現場で上がっている成果と異なる見解。がっかりした部分はある」と当惑する。
 講習会にも出席した武藤理事長は質疑応答で「汚れた池や河川が目に見えてきれいになるなどの効果が出ている。理論的には説明できないが、今後も(利用を)継続したい」と離した。
 同団体は同市の亀田川、南川、芳賀池などで住民と連帯し、定期的にEM活性液を流し入れてきた。武藤理事長は「専門機関での水質分析でも改善傾向が見られ、近隣住民からもにおいが無くなったとの声も聞かれている」と実績を強調。
一方で「賛成、反対の意見があったが、今回の見解をきっかけに、きちんとした認識が広がれば」と話す。
 伊達市霊山町で河川や小学校のプールなどにEM発酵液を投入している「りょうぜんEMエコクラブ」の秋葉ムラ会長は「環境が良くなっているという結果も出ており、インドネシアやタイでは政府が取り組んでいる事業と聞いている。原液なら弊害があるかもしれないが、各団体で使っている何千倍にも薄めたのならば大丈夫なのではないか」と戸惑う。


私の独りごと
 EM菌についてはかなり前に「EMと何が違うの(ブログ内)」で述べた通りです。

 また、EM普及会みたいな集まりがあった時に「どの菌がどんな効果があるのか教えて頂きたい」と質問したところ「結果が良ければ良いじゃありませんか」といわれたことを思い出します。
 
 EM菌などの好気性菌を大量に投与河川や湖沼などに投入すると水質悪化を起こすコトは事実のようです。

※EM菌を批判するのも良いのですが、多くの自治体でEM菌を使ったエコ活動を表彰してきたのも事実ではないでしょうか。 その事も忘れないで頂きたい。




複合微生物を利用した硝酸塩を分解する植物活性剤

ダテクリーン21 はたけのおやつ(植物活性液) 近日発売

『ダテクリーン21 はたけのおやつ』の特徴は、Dechioromonas属性細菌を含む嫌気性微生物7種類と好気性微生物3種を組み合わせているため、嫌気条件で塩基障害の硝酸塩をさせます。
P_CAGBCXN3.JPG 【特徴】
・土壌塩基分解 硝酸塩分解
・日照不足による生育不良の排除
・カビの駆除(土壌内も含む)
・植物病原菌糸状菌による連作障害の防除
・糖度、滋養成分の増加(糖分、ビタミン、ミネラル、酵素)
・抗酸化作用により果物野菜の日持ちが良くなる

【使用方法】
・基本
 緑面散布:1,000倍に薄めて7〜10日に1回使用
 土壌散水:1,000倍に薄めて前回収穫から作付けの間に数回使用
【成分】
・光合成微生物
・食品添加物
・ミネラル水

※写真は中の液が見えるようにしたものです。(試供用)

問合せや購入についてはコメントまたはこちら まで。

ダテクリーン21(環境保全型資材)とは
 ダテクリーン21は、福島県の自然に生息している微生物を濃縮した複合微生物です。

 微生物の種類と安全性については、公立大学法人福島県立医科大学の錫谷教授により光合成微生物を含む嫌気性微生物7種と好気性微生物3種で、安全あることが証明されております。

 この複合微生物には、嫌気条件下でベンゼンや塩基障害の硝酸塩を酸化できるDechloromonas属性微生物が含まれていることです。





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2008年02月09日

しのびよる水道水汚染!

しのびよる水道水汚染!

水は、透明だと言って安心してはいけません!

 WHO(世界保健機構)で指摘され浄水処理場でも除去できない危険な成分が増加しつつあり、近年、クローズアップされている危険物が「硝酸性窒素」です。

 硝酸性窒素は植物の栄養分である窒素をタンパク質の合成に利用されているため、肥料として利用されています。しかし、施肥が過剰になると、硝酸性窒素のまま植物体内や土壌に蓄積されます。
 土壌に蓄積した硝酸性窒素は、雨などにより地下水や河川に流れ込みます。
 また、生活排水に含まれるアンモニウムの酸化により硝酸性窒素になり河川に流れ込みます。

 硝酸性窒素が水に溶け込んでしまうと分子が非常に小さいく(約0.00040ミクロン)、従来の浄水器のフィルター0.2ミクロンでは全く除去できないため、水道水や井戸水、ミネラルウォーターにも残留し、問題は年々深刻化しています。

硝酸性窒素が体にたどりつくまでの流れ
トマト図.gif   飲料水へ.jpg     硝酸窒素の影響.gif

硝酸性窒素が体に与える影響
 硝酸性窒素が体内に大量吸収されると、一部が消化器内の微生物により還元されて、体内に亜硝酸態窒素として吸収され、血中でヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンとなり、これは酸素運搬能力がないため、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態となる(メトヘモグロビン血症)。また硝酸性窒素は胃の中で発ガン性のN-ニトロソ化合物を生成する。と言われています。

硝酸性窒素を除去する方法
@脱窒素細菌により、脱窒させる方法
A逆浸透膜を利用する方法
Bイオン交換樹脂を利用する方法
が有名ですが、
@の脱窒素細菌により脱窒させる方法では、生物学的脱窒反応を効果的に行わせるために、有機物の供給と共に、脱窒に働く活性の高い微生物の菌(脱窒菌)数が多く、無酸素条件下とする必要がありす。
Aの逆浸透膜を利用する方法では、確かにきれいな飲料水になりますが、飲料水が持っていなければいけない栄養分までなくしてしまいます。
Bのイオン交換樹脂を利用する方法では、水が弱酸性になる傾向があります。

国での対策として『環境保全型農業』の推進などにより地力の回復を目指しているようです。



地下水の硝酸性窒素汚染進む

 人体や家畜に有害な硝酸性窒素と亜硝酸性窒素による地下水の汚染が進んでいることが、環境省の調査で明らかになった。

全体的な状況を把握する「概況調査」の結果、項目別でもっとも汚染された割合が高かったのが硝酸性窒素・亜硝酸性窒素で、調査した井戸の4.3%から環境基準を超える量が検出された。

汚染が確認された後の監視などを行う「定期モニタリング調査」の結果も同様で、調査対象の井戸約1,700本の41.3%にあたる715本の井戸から、環境基準を超える硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が検出された。これは前年に比べ、5.4ポイント、約60本の増加となっている。

硝酸性窒素は動物には有害だが、植物は不可欠な栄養分である窒素を硝酸性窒素の形で取り込み、タンパク質の合成に利用している。このため、農作物の肥料として利用されている。しかし、施肥が過剰になると、硝酸性窒素のまま植物体内に蓄積され、それを食べた家畜や人体に悪影響を与える恐れがある。

近年、輸入飼料の増加などにより、日本の農業における家畜飼養と作物生産の乖(かい)離が進んだ結果、畜糞(ふん)の堆肥化といった資源循環が妨げられ、硝酸性窒素の植物への過剰な蓄積や地下水や河川水汚染を招く恐れが高まっていることを警告する日本学術会議の報告書も出たばかりだった。

   サイエンスポータル編集ニュース より


硝酸性窒素

 硝酸性窒素は硝酸塩として含まれている窒素のことで、水中では硝酸イオンとして存在している。肥料、家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、作物に吸収されずに土壌に溶け出し、富栄養化の原因となる。

 人が硝酸性窒素を多量に摂取した場合、一部が消化器内の微生物により還元されて、体内に亜硝酸態窒素として吸収され、血中でヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンとなり、これは酸素運搬能力がないため、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態となる(メトヘモグロビン血症)。また硝酸性窒素は胃の中で発ガン性のN-ニトロソ化合物を生成する。
 水道水では1978年に水質基準が設けられ、現在の基準は10mg/L以下(硝酸性窒素の分解過程でできる亜硝酸性窒素を含む)。1999年には、地下水や、河川などの公共水域にも同じ値の環境基準が設けられた。
   EICネット より



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ラベル:硝酸性窒素
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2007年11月12日

素敵な宇宙船地球号を見て

素敵な宇宙船地球号を見て番組の力と地元住民の川を再生する為の努力と意識が川を蘇らせたと痛感させられた。

私の住んでいる地域は、それほど川が汚れているわけでもない。そのため市民活動も一部の地域で活発に行なわれているだけである。そのおかげで、その部分は日本一綺麗な川(BOD値測定において)になっていて非常に喜ばしい効果をあげている。
また、行政も下水道普及率を上げる努力や「生活排水の3R」の啓発活動も行なっていて、その効果も確実に上がっているようだ。
しかし、下水道の普及は川への意識を遠ざける事にもなっているようだった。

個人的に「生活排水対策の3R」の普及をもっと進めようと思い、知り合いなどに声を掛けてみると「私の住んでいる地域は下水道が整備されているので川を汚していないから関係ない。」との返答が非常に多かった。
確かに下水道が整備されたことにより川は格段意に綺麗になったが、住民の意識から自分たちの力で川を守る意識が薄れてしまったのではないだろうか。
地方都市の川は、首都圏の川ほど汚れてはいないと思われがちだが住民の意識の薄れが川を汚し後に首都圏の川より汚れてしまう可能性が高いと思う。

また、こんな事も有った。素敵な宇宙船地球号でえひめAIー2による生活排水が改善された実績があるので、もし生活排水の汚れで困っている地域があったら提供したい。と自治体に申し出たところ、えひめAI−2の効果は、東京圏や関西方面では効果が有ったかも知れないが、こちらで効果が有ったとの実績が無いし、砂糖を流すことにより川を汚してしまう恐れがあるから結構との事。

正直唖然とした。全く無知な答えである。
後である方から話しをうかがってその理由が判り納得した。(ある国内で有名な微生物商品に困っていたらしい。)

ただ、実績が無いから使えないのならば、全てのモノが使えないのではないだろうか?「生活排水対策の3R」にしても行政が推進するに当たってどこで実績を取ったのだろう。初めて行なった時には実績が無かったはずだ。(私から言えば「実績が無い」で断のは、「やる気が無い」としか言い様がない。たとえば、どこかの場所(実験場所)で使ってその結果から駄目と言われるのは仕方ない。

そんな事が有ったので今はえひめAI−2の普及活動を停止している。

素敵な宇宙船地球号を見るたびに、番組の力と住民の方々の意識の高さに感心させられてしまう。

ある方が言っていた「首都圏の川が地方の川より綺麗になるのは時間の問題だ。」がまもなく訪れる気がする。
(実際にあの多摩川に鮎が遡上してきている。)





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2007年08月24日

下水道普及と河川環境に思う

昨日国土交通省から平成18年度の下水道整備状況と全国の汚水処理人口普及状況が発表されました。


【文書引用】
国土交通省では平成18 年度末の全国の下水道整備状況を取りまとめました。

ポイント

これまでの成果と整備効果
○下水道の普及に向けて着実に推進
 ・下水道処理人口普及率 70.5% 対前年1.2%増
 ・下水道整備人口   8,961万人 対前年159万人増
参考:下水道処理人口普及率

○下水道の普及による公共水域の水質保全
 ・下水道の普及とともに河川の水質向上
例:愛媛県XX流域:普及率0%(H6) → 77%(H18)
         BOD:16r/(H6) → 2.3r/(H18)
参考:下水道整備効果 公共用水域保全

これからの課題
○未整備人口・地域間格差などを早急に解消すべき
 ・5万人未満の都市の下水道処理人口普及率は41.2%
 ・普及率が50%を下回る都道府県:15県

 地域条件に適した効率的な下水道整備を推進『下水道未普及解消クイックプロジェクト

農林水産省、国土交通省、環境省(以下「三省」という)では、平成18年度末の全国の汚水処理人口普及状況を取りまとめた。
 汚水処理人口普及状況の指標は、下水道、農業集落排水施設等、浄化槽、コミュニティ・プラントの各汚水処理人口の普及状況を、人口で表した指標を用いて統一的に表現することについて三省で合意したことに基づくものであり、平成8年度末の整備状況から公表している。
 また、この指標については、平成14年度までは、「汚水処理施設整備率」としていたが、平成15年度より「汚水処理人口普及率」と名称を変更している。
  1. 汚水処理人口普及率は82.4%
     汚水処理施設の整備は、整備区域、整備方法、整備スケジュール等を設定した「都道府県構想」に基づき各地方公共団体が効率的、効果的に事業を実施している。
     平成18年度末の全国の汚水処理施設の処理人口は、平成17年度末から186万人増加し、1億468万人となった。これを総人口に対する割合でみた汚水処理人口普及率は、82.4%(平成17年度末は80.9%)となった。
     しかし、我が国における汚水処理人口普及状況は、大都市と中小市町村で大きな格差があり、特に人口5万人未満の市町村の汚水処理人口普及率は65.5%にとどまっている状況である。
  2. 処理施設別処理人口内訳
     
    処理人口を各処理施設別にみると、下水道によるものが8,961万人、農業集落排水施設等によるものが361万人、浄化槽によるものが1,114万人、コミュニティ・プラントによるものが32万人であった。

参考:都道府県別下水道処理人口普及率

    都道府県別汚水処理人口普及状況


【私の思うこと】
下水道普及率は東京都98.7%(第1位)、神奈川県95.0%(第2位)、大阪府は90.4%(第3位)なのに
東京都と埼玉県を流れる綾瀬川は水質ランキングワースト2位、中川はワースト4位
神奈川県を流れる鶴見川の水質ランキングはワースト3位
大阪府と奈良県を流れる大和川の水質ランキングは最下位
(埼玉県の方と奈良県の方が汚しているのですか? 違いますよね。)
下水道普及率が最も低い徳島県の水質ランキングは、
桑野川が101位、吉野川が47位、旧吉野川が39位、今切川が93位で全てBOD値は1.0以下(BOD75%値で桑野川が1.2)となっています。(BOD値が1.5を下回る川が汚れた川なのでしょうか?)

「下水道が普及すると河川は綺麗になる。」 これは事実です。
(下水道1メートル作るのにどの程度経費が掛かるのでしょう?)
しかし、下水道が普及したから何も気にせず流して良いわけではないと思います。
河川を綺麗ににたい。」と思い『生活排水対策の3R』などを実行する事が大事ではないかと思います。
(私は、『生活排水対策の3R』などを実行する事がソフトと考えています。)

下水道整備はハードでしかありません。

私は、ハードとソフトが両方が機能して初めて良いものになると思います。

また、水質をBODだけで判断するのはいかがなものかと思います。
水質を悪くするのは、それだけではなく色々な要素が絡み合っているからです。

平成18年の1級河川(166)では、BOD値が5r/以上(魚が住めない環境)の河川はワースト1位のBOD75%値で上回っているだけです。
もう十分BOD値測定の効果は有ったと思います。それ以外に河川を汚すもの(たとえばCOD値、リンや窒素の量とか)を取り入れて評価すべきと思います。

そして、本来そこに居た魚が生息できる環境に達したかが大事と私は思います。

ラベル:水環境問題
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2007年08月23日

平成18年東北1級河川水質ランキング

東北1級河川水質ランキングが発表されました。(河北新報配信

東北24の調査地点での1級河川の水質順位は
1位:荒川(福島、阿武隈水系)
   鮭川(山形、最上川水系) 全国ランキング12位
3位:玉川(秋田、雄物川水系) 全国ランキング31位
4位:胆沢川(岩手、北上川水系) 全国ランキング47位
5位:旧北上川(岩手、北上川水系)
   和賀川(岩手、北上川水系)
   江合川(宮城、北上川水系)
   赤川(山形、赤川水系)
   平川(青森、岩木川水系) 全国ランキング53位
10位:名取川(宮城、名取川水系)
    馬淵川(青森、馬淵川水系) 全国ランキング72位
12位:成瀬川(宮城、成瀬川水系)
    子吉川(秋田、子吉川水系) 全国ランキング84位
14位:北上川(岩手、宮城、北上川水系)
    猿ヶ石川(岩手、北上川水系)
    磐井川(岩手、北上川水系) 全国ランキング94位
17位:米代川(秋田、米代川水系) 全国ランキング101位
18位:笊川(宮城、名取川水系) 全国ランキング108位
19位:岩木川(青森、岩木川水系) 全国ランキング110位
20位:雄物川(秋田、雄物川水系) 全国ランキング113位
21位:最上川(山形、最上川水系) 全国ランキング129位
22位:吉田川(宮城、成瀬川水系) 全国ランキング141位
23位:阿武隈川(福島、宮城、阿武隈川水系) 全国ランキング143位
24位:須川(山形、最上川水系) 全国ランキング157位
                                    です。

全国ランキング1位は9の河川が並び、その内4河川が北海道の河川で、新たに高津川(島根、高津川水系)、川辺川(熊本、球磨川水系)が新たにランクインしました。
最下位(166位)は2年連続で大和川(大阪・奈良、大和川水系)です。

また、
木曽川(木曽川水系) 12位
四万十川(渡川水系、BOD値が0.8、BOD75%値1.0) 64位
多摩川(多摩川水系、BOD値が1.9、BOD75%値2.1) 154位でした。

全国1位のBOD値は0.5、BOD値75%は0.5
最下位はBOD値は4.7、BOD75%値は5.5

東北1位の荒川と鮭川は、BOD値が0.6、BOD75%値0.6
最下位の須川はBOD値2.0、BOD75%値2.3

須川は東京と神奈川を流れる多摩川より水質が悪いのです。

阿武隈川も江戸川(埼玉、東京、千葉)より水質が悪いです。

昨年、ある人が「昔は都会の川は汚かったけど、都会の川が地方の川よりキレイになる日が近い内に必ず来る。」と言っていました。 

まもなくそんな日が来るような気がします。 いいえ、もうなっているのではないでしょうか?
ラベル:水環境問題
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全国1級河川の水質状況

国土交通省から21日、全国166の1級河川についての2006年水質状況(BOD)ランキング「全国1級河川の水質状況(速報)」が発表されました。(地方ごとの一覧は22〜24頁目)

私の住んでいる地域は12位と143位でした。

あなたの地域は何位でしたか?

でもBODだけで水質状況を判断してよいのでしょうか? 私は疑問を感じます。
ラベル:水環境問題
posted by yoishina_goo at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 水環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

生活排水対策しましょう

生活排水対策の基本は『汚れた水を流さない』、『水をムダにしない』です。

私たち家庭から出る生活排水は河川を汚す原因の約1/2から2/3を占めていると言われています。

「私の家は下水道だから私は河川を汚していない。」
本当にそうでしょうか?
確かに下水道が整備されると河川の汚れが少なくなりますが、もし皆がそんな気持ちで汚れた水を流していたら下水道処理施設はすぐに許容範囲を超えてしまうのではないでしょうか?
また、下水道は私たちの家が水源になっている直接目にできない川と考える事もできます。
そして、下水道設備は人工的に作られた浄化力の強い沼や湖とも考えられます。

だから私たちひとりひとりが『生活排水対策』を行なわなければならないと思います。

【こんな事が河川を汚しています。】
1、使い終わった油をそのまま排水口から流す。
2、米のとぎ汁や麺のゆで汁をそのまま流す。
3、生ゴミが排水口から流れ出している。
4、合成洗剤を大量に使って洗う。

【こんな事が水をムダにしています。】
1、食器などを流し洗いをする。
2、お風呂のお湯を毎日取り替えている。
3、洗濯は水道水だけを使って洗う。
4、できるだけ石鹸を使う。

もし心当りが有ったら、こんな事(生活排水対策の3R)してみませんか?
・残り油は、
 @炒めものなどに使用してできるだけ使いましょう。        → Reduce(発生制御)
 A凝固剤で固めるなどしてゴミとして出しましょう。         → Reduce(発生制御)
・米のとぎ汁は、
 @植木鉢や畑の散水などに利用しましょう。             → Recycle(再資源化)
・麺のゆで汁汁は、
 @食器をなどを洗う時に使いましょう。                 → Recycle(再資源化)
・排水口から流れる生ゴミは
 @三角コーナーやストレーナーに水切りネットを使いましょう。  → Reduce(発生制御)
・合成洗剤を大量に使ってる場合は、
 @決められた量を守って使いましょう。                 → Reduce(発生制御)
・食器などを洗う時は、
 @洗い桶に入れて洗いましょう。(すすぎは水道水で。)      → Reduce(発生制御)
・お風呂のお湯は
 @汚れていないお湯は沸かして2度使いましょう。          → Reduce(発生制御)
 A洗濯水として使いましょう。(すすぎは水道水で。)        → Reuse(再利用)
 B夏場は打ち水などに使用しましょう。                 → Reuse(再利用)

まずは自分のできるところから始めましょう!

【コマーシャル】
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使い方は簡単です。

下水道の場合は毎日20cc程度を排水口から流すだけ!

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ラベル:水環境問題
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