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2009年10月09日

北極海の海氷 やや回復

今年もまた、北極海の海氷域が融解最小時期を迎えた。昨年、一昨年と最小面積値が500万平方キロメートルを大きく割りこむ状態が続いたが、今年は3年ぶりに525万平方キロメートルにまで回復した。
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写真1
AMSR-Eが捉えた2009年9月13日の北極海氷分布

写真1は、今年の最小面積が記録された2009年9月13日の海氷分布の様子だ。また、図1は02年以降一日ごとに観測された海氷面積の季節変化の様子を、年ごとに色別の線で示している。昨年(橙色の線)は、8月上旬までは05、06年と同様の面積で推移していたが、8月中旬を過ぎてから異例の早いペースで縮小が進み、07年に次ぐ史上2番目の小ささにまで縮小した。一方、今年は、ちょうど03〜08年の平均的な動き(図1の灰色太線)に寄り添うように推移した。海氷面積曲線はすでに上昇を始め、海氷縁では結氷も始まり出しているので、9月13日の面積がこのまま今年の最小面積となる見込みだ。結果的に、今年の最小面積は、07、08年に次ぐ3番目の小ささとなりそうだ。

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   全文:日経エコロミーより



MMECc6000005102009_9_0_c6.jpg
図1
AMSR-Eが捉えた北極海の海氷面積の季節変動
(2009年9月29日現在)

今でも人的CO2排出量は増加し続けていますが、図1のグラフから2007年が最も減少が激しかったが徐々に回復している様に見えます。
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2009年08月30日

地球温暖化について独りごと

学者に『将来、地球は温暖化になるのか?』と聞いたらたら『遠い将来には必ず温暖化になる』と答えるでしょう。その理由は太陽が徐々に膨張し何億年の後に地球へ多大な影響を及ぼす事が判っているからです。
しかし、この50年から100年については『なる』と言う方と『ならない』と言う方がいますが、どちらが正しいのでしょう?
それに不思議な事に今から30年位前には『寒冷化』が問題になっており作物の品種改良などは寒冷に強い品種を作り出していたはずです。
それが何故急に『温暖化』になってしまったのでしょう? それも主たる原因が『CO2が原因』なのかなと思い出したのです。

そこで自分(全くの素人)なりに調べてみました。
(調べた順序は思いついた順です)

【1:自然界についての疑問】
疑問1:海面の高さは昔から今の高さだったの?この位置を基準にして良いの?
◎この疑問は、青森県に今から約4000年〜5500年前の縄文時代跡である三内丸山遺跡がありますが、場所は現在の海岸線より内陸で初めから内陸に住んでいたと考えるのはチョット変なのでは?と思ったからです。
調べた結果こんな事が解りました。
・BC6000年頃には、現在よりも30メートル程度低かった。
・BC4000年頃が海面の高さがピークに達し、この時には現在よりも数メートル海面は高かった。これはBC2500年頃まで続いた。
(縄文時代の水位は現在より4メートル高かったという調査がある。日本では縄文海進と呼ばれている。)
・その後、海面は数メートルの範囲で3回上下を繰り返している。
・現在は比較的高いレベルにある。
 原因は地球軌道要素の変化による日射量の増大とされている。(この時期の温暖化については完新世の気候最温暖期を参照)
【感想】
基準海面の高さが現在の高さで良いのかは不明でしたが、自然界により最大40メートル近く水位が変動していたようです。また、現在私達が住んでいる場所は月の満ち欠けにより発生する水位の変化で満潮になっても影響のない高さの場所に住んでいます。もし、干潮の時の場所に家を建てその後満潮になったらその家は水に沈んでしまいます。これと同じく地球の単位(万年や千年)で見ると自然現象でもう少し海面水位が高くなる可能性も十分考えられます。はたして今の海面水位は満潮干潮に置き換えた場合どこにあたるのでしょう。多分満潮の少し前位なのでは?

疑問2:太陽からのエネルギーは常に一定なの?もし一定でないのなら現在はどうなっているの?
調べた結果こんな事が解りました。
・太陽のエネルギーの放出は完全には一定ではなく、黒点の活動も同じく一定ではありません。17世紀後半に約70年間黒点がほぼ消え活動が非常に少なかった時期があり、 マウンダー極小期 と呼ばれています。
・現在の太陽の活動は200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいると推測され、X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない。と考えられている。(asahi.com 弱る太陽 活動200年ぶりの低水準より)
(※今後、再び黒点が増えるの『今後』とはどの程度の期間(今年の事なのかこれから先永遠なのか)を表しているのか解りませんでした。)
【感想】
やはり太陽の活動は地球に大きな影響を与えている様な気がします。その他に地球の地軸の変化や軌道など複雑な要素が有るようです。

【2:CO2が温暖化の主犯?】
疑問1:CO2が本当に温暖化の主犯なの?
◎この疑問は最近の報道で『地球温暖化の原因の全てがCO2排出にある』がごとく言われていますが本当にそうなの?と思ったのです。
前に調べた事柄から地球の温暖化は太陽などの宇宙から受ける影響なども十分に考えられるし、
・地球は氷期と間氷期の二つの周期を繰り返しており、原因は大気組成の変化、大陸の配置、地球軌道要素の変化(おそらく銀河系を回る太陽系の軌道も関係する)の3つと考えられているようです。この中の大気組成のCO2が注目されています。また、温暖化ガスが全く無くなってしまうと地球の平均気温は現在より30℃下がってしまいます。(地球温暖化の原因
【感想】
温暖化効果ガスが無かったら私達は生存していなかったと思います。
変なたとえかもしれませんが、氷点下30℃以下の部屋を宇宙と考え、太陽をガスコンロ(白熱電球の方が良いのかな?)、地球を鍋、鍋の厚さを温暖化ガスの量します。鍋はガスコンロの火力によって温まります。コンロの火力が弱くなれば鍋の中の温度も下がります。また、鍋の厚さが薄ければ鍋の中は直に影響を受けますが熱ければタイムラグで影響を受けるはずです。
だから太陽の活動による影響が一番大きいんじゃないかな?

【3:温暖化すると悪い事だらけ?】
地球の温暖化が進むと本当に悪い事だけなのだろうか?との単純な疑問から調べてみました。
疑問1:温暖化になったら白熊(北極熊)は絶滅するの?
◎温暖化する北極熊の絶滅すると言われていますが北極熊は何時頃から生息しているのかな?との単純な疑問なのです。
北極熊が何時頃から生息しているのか調べてみましたがわかりませんでした。もし、縄文時代より前から生息しているとしたならば縄文海進の時代を越えてきたわけですからある程度の温暖な気候にも耐えられる気がします。また、1940年には北極の気温は現在より高くなっていたそうですし、現在比較対照している北極の気温は1980年頃の比較的寒い時期と比較との説もあります。
北極熊の数が大幅に減少したのは鯨と同じく人間による乱獲があったことは事実のようです。

疑問2:温暖化は寒冷化より悪い事?
これはあるお爺さんから『日照に餓死者無し。冷害に餓死者有り。』と言われたことがきっかけでした。つまり寒い夏が続くと飢饉になるが日光の強い日が続いても飢餓は起こらないとの意味だそうです。そこで日本の大飢饉を少し調べてみました。
・江戸時代の大飢饉
名称時期被害の中心地原因
寛永の大飢饉寛永19年(1642年)〜寛永20年(1643年)全国(特に東日本日本海側の被害が大)全国的な異常気象(大雨、洪水、旱魃、霜、虫害)
享保の大飢饉享保17年(1732年)中国・四国・九州地方の西日本各地、特に瀬戸内海沿岸一帯冷夏と虫害
天明の大飢饉天明2年(1782年)〜天明7年(1787年)全国(特に東北地方)浅間山、アイスランドのラキ火山等の噴火による冷害
天保の大飢饉天保4年(1833年)〜天保10年(1839年)全国(特に東北、陸奥国・出羽国)大雨、洪水と、それに伴う冷夏(稲刈りの時期に雪が降ったという記録がある) 

昭和東北大飢饉:昭和時代前期の1930年(昭和5年)から1934年(昭和9年)にかけて、東北地方を中心に度々発生した飢饉である。
やませの発生による冷害を主因とする東北の凶作は、1872年、1902年、1905年、1910年、1913年、1921年、1931年、1933年と連続的に発生したが、1933-1935年にかけて発生した飢饉は、日本史上最後の飢饉といわれている。
【感想】
日本の飢饉の原因をみると、冷害によるもので日照りによるモノは見つかりませんでした。しかし国外では干ばつによる食料不足による飢饉があります。作物が育つには日光と温度、適量な水が必要です。温暖化が進んでも適量な降水量があれば豊作になり、食料不足が解消される可能性が有るのではないでしょうか。逆に寒い夏は直に食物に影響を与え食料不足になってしまうと思います。
そう言えば、アメリカの穀倉地帯は元々乾燥した大地に地下水を汲み上げて生産していますね。暖かい(熱い?)は植物にとっては良い事(ただし水が十分あることが前提です)で穀物などの収穫量増えると思います。
世界の歴史を見ると民族大移動が起こった原因は寒冷化が進み北方民族が食料不足になったため南方に移動してきたために起こった現象です。この事を考えると温暖化が決して悪い事とは思えないのです。

【4:IPCCて何?】
IPCCは気候変動に関する政府間パネルで気候変動について多くの専門家が集まって研究している機構であることは知っています。
政府間機構』は、たんなる研究機関ではなく各国政府が行なうべき政策に的確な情報を目的にしているようです。
WikipediaでIPCCの中に問題点として『京都議定書以降の世界を見据えて、各国は自国に有益な主義主張を盛り込むべく、水面下の活動を盛んに行っており、本来の思想や目的が歪み始めたという批判もある。』と述べています。つまり政府関係者が入っているために政府の意思が入ってしまい正しい結果を導き出されていない可能性も有るのではと思われます。

【5:大気中のCO2は何故増えた?】
気温グラフ大気中のCO2グラフ人口推移グラフ
zuhyo2007_02_02a.jpgzuhyo2007_01_06a.jpg人口グラフ_graph.jpg

地球温暖化で上の3つのグラフの内、左と中のグラフはよく目にしますが、右のグラフは全くと言ってもよいくらい見ません。
この3つも全くと言って良いほど産業革命後同じ曲線(うなぎのぼりに上昇)になっています。
産業革命が起こった事によりそれまで治療できなかった病気なども医療技術の進歩により治療できるようになったり、食料が多く作れるようになったりして人口が増加し、それと同時に家庭や産業界からCO2が大量に排出されて気温が上昇したと見る事もできます。
よく『産業革命以後CO2が大幅に増えた』と言った説明を耳にしますが、それは『当たり前』なのでは?。
産業革命が始まったころの人口は、推定10〜12億人(現在の中国の人口より少ない)でしたが現在は約65億人(2005年現在)となっています。人口が5〜6倍も増えていますから産業革命以前の生活をしていたとしても「人が生きて行くために排出するCO2は5〜6倍増えるのは当然なのでは?」と考えてはいけないコトなのでしょうか。まして、ある学者が『今の人口は地球の許容範囲の2・25倍になっている。』と言っていました。仮に定員で丁度良よく設定された部屋に定員の2倍以上の人が入ったならば部屋の温度もCO2濃度も上がってしまうのではないでしょうか。(実際はそんな簡単ではないのでしょうけど。)
しかし、『気温が上昇すると海水中に溶けていたCO2が放出される』との説もあるようです。説明には「海水温が変動してからCO2が変動している。」とのことです。

【6:何故急に地球が温暖化する事になったの?】
チョット気になるのですが少し前までは『地球は寒冷化する』と言われ農業試験場では寒冷に耐えられる作物の研究を行なっていた(もしかすると今でも行なっているかも?)はず。この寒冷対策作物は何の根拠も無くされていた訳ではないはずです。それが『地球は温暖化する』に変わってしまったのでしょう。
調べてみたのですが明確な答えは得られませんでした。

【独りごと】
色々調べてみましたが、地球が『温暖化』するのか『寒冷化』するのか全く解りません。太陽活動や地球の見ればこれから寒冷化する可能性は否定できないし、人間の活動(人口増加なども含む)を中心に見れば人的作用による温暖化も否定できません。
しかし、人間が排出するCO2が主たる原因で地球温暖化が驚異的スピードで進むとは考えにくいし、考えてはいけない気がします。何故なら人間は生きてゆくためにCO2を排出し、より快適な生活を望む生き物だから。そして今があるから。
ただこれからを考えた場合に、資源(石油、石炭や他の鉱物も)無限にある物ではありません。このままの状態(無駄遣い)で使い続けると近い将来全ての資源を使いきってしまう可能性があります。その枯渇時期を少しでも先に延ばすためには無駄を少なくする事が大事な事と思うのです。『3R』や『もったいない』の気持が必要なのでは?
人は浪費を好みそれが贅沢だと思っていますし、物が沢山有る事が幸せと感じています。そして何時の間にかそれが『良い事』になってしまったのです。その考えを転化し「資源を有効利用することが幸せに繋がる。」にするべきと思います。いや、しなければならないのです。
では、どうすれば良いのでしょう?そこでこんなコトを考えてみました。
1、火力発電や原子力発電を徐々に地熱発電に
現代社会では電気は生活に不可欠なモノになっています。そしてその電気ほとんどが火力発電です。火力発電はご存知の通り石炭や石油を燃料としていますのでCO2を排出しますし温排水が出てしまいます。原子力発電は確かにCO2の排出は非常に少なくCO2排出に関しては優等生ですが温排水や安全性などまだまだクリアしなければならない問題(電力会社は「安全」と言っています)が有るはず(使用済み核燃料や老朽化した発電所の撤去とその後処理など)です。それに対し地熱発電はCO2も温排水も出しませんし、風力や太陽光発電の様に気候に影響を受けませんので安定した発電が可能です。ただし、現在の地熱発電(現在は最大地下2,000メートルまでしか掘っていないため温泉地帯や火山帯の近くに作られているので「別な場所の温泉が枯れる」や「火山活動による被害」などが考えられる)よりもっと深いところ(約倍の4,000メートル)まで掘り下げるタイプ(今後10年以内に実用化になる見通し)で行なう事により場所を選ばずに発電が可能になります。この地下4,000メートルによる地熱発電のメリットは地下のマグマの熱を直接利用できるため場所を選ばないことです。デメリットは発電所設置コストが高い点があげられます。アメリカはこの4,000メートルボーリングが可能になりしだい徐々に地熱発電に切り替えて行く方針のようです。
※今回は発電に関して風力や太陽光を取り上げませんでした。それには
それなりの理由が有ります。それについては機会があったらアップします。
2、交通機関燃料を水素燃料へ
今、次期自動車は電気自動車と言われていますが、日本で電気自動車が注目されたのはこれが2回目で1回目は戦後の燃料不足の時で結局ガソリンが大量に入ってきたために消えてしまいました。当時の電気自動車も決してガソリン自動車より性能が悪かったわけではありませんが使い勝手(走行距離が短い。充電に時間がかかる。車重が極端に重い。など)が妨げになったようです。それに対して今の電気自動車はバッテリーの小型化と性能アップによりかなり改善されていますが、充電にはまだ時間がかかる(普通に充電すると8時間以上かかるし30分の急速充電を行なうとバッテリーへの負担が大きくなり寿命が短くなる可能性が高い)し、ガソリン車にくらべて高価ですし、最近新たな問題として浮上したのが『静か過ぎる』が有りますが最大の問題は燃料とするバッテリー形にあるようです。ガソリンやディーゼルの場合は液体なので収納する場所(タンク)の形を有る程度自由に設計され自動車が変わっても場所(タンク)を気にする必要がありません。バッテリーも置く場所ある程度自由できますが固形態であるため限界があります。もし車種ごとに置く場所の形が変わっていたらどうなるでしょう?あるNPOが電気自動車の普及を目指してバッテリー交換型スタンド(スタンドで予め充電しておいたバッテリーに交換する方法)を実験的運用を考えているそうですが、そこで問題になったのが車種ごとにバッテリー置き場所の大きさが異なっている点だったので車種を限定しなければならなかったそうです。仮にバッテリーの置く場所の大きさを規格化したらこの問題は解決できると思います。また、今後バッテリーの性能が向上し形式が大きく変わる可能性も大いに有ると思われます。つまり電気自動車の弱点はエネルギー源がガソリンやディーゼルの様な液体ではなく固体単位で交換しなければ点だと思います。
そこでCO2も出さずに自由に形を変えれるエネルギー源として水素を用いる方法が有ります。水素自動車の仕組みは水素と空気中の酸素を燃料電池で化学反応させてモーターを駆動させる方法です。この方法ですと排出するのはH2Oですし車に補充するのはH(水素)なのでタンク形状も自由に変えることも可能です。

※今回書いた内容は素人が『地球温暖化の主たる原因がCO2に有る』との考えに対して疑問を感じ勝手に書いた独りごとです。







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2009年01月13日

地球温暖化の原因はヤッパリ人間?

地球温暖化は産業革命以降に急激に進んでいると言われている。確かに地球温暖化防止活動推進センターの資料でも理解できる。では、産業革命当時の人口と現在の人口を比較してみると少なく見積もっても6倍(学者によっては10〜13倍との説もある)。
人口グラフ_graph.jpg

人間が呼吸することによる二酸化炭素の排出量も6倍以上になっていることになる。

では、産業革命前の人間活動を行なっていたならば地球温暖化は起こらなかったのだろうか?
多くの方は中国の始皇帝の兵馬俑を知っていると思うが、何故あの周辺に森や林は無いのだろう。最初から無かったのだろうか。いやそんなはずは無い。
始皇帝は強大な軍事力で近隣諸国や匈奴を倒し、統一国家を作ったと言われている。また、森林を切り開き、大土木工事のすえに農地や灌漑設備を作ったと言われ、これら国家建設に欠かせなかったのが青銅器に代わる鉄の武器や農機具を使いだした。
鉄の作り方は今も昔も変わらない。石炭を知らなかった人達は炭を使って鉄を溶かした。そのためには大量の木材が必要になった。その結果森や林を失った土地は急速に砂漠化が進みついには人が住めなくなった。と考えられる。

つまり、産業革命前のカタチで人間が活動していたなら森林破壊が急速に進み森林は20世紀中(人口が今と同じ様に増加していたとする)に無くなっていた可能性が高い(森林が無くなる事により二酸化炭素の吸収率はかなり低下する)。
考え方によっては、化石燃料を使う事により森林の消失を減らしたとも言える。
また、化石燃料より新しい製品が次ぎつきに生まれ、私たちの生活をより快適な世界にしてくれたコトやも事実だ。

地球温暖化の中で二酸化炭素問題を重視しているのは、自然環境との調和と無駄に資源を使い過ぎないコトではないのだろうか。

人間が生きて行くには酸素を消費し二酸化炭素を排出し続けるのだから。




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2008年12月25日

環境・エネルギーフェア2008を見学して

21日に地元で行なわれた環境・エネルギーフェア2008を見学してきた。

最初に地球温暖化が進んでいるコトを知らさた。
下の図1及び図2のように大気中のCO2濃度と地球の気温は同じカーブを描きながら急上昇していることはまぎれもない事実(地球温暖化には他に地球の地軸や太陽活動などの要因もあるだろうが、地球温暖化に人間の活動が無関係とは言えない。)

図1 CO2濃度グラフ(地球温暖化防止推進センター資料より)
zuhyo2007_01_06a.jpg

図2 地球の温度予測(地球温暖化防止推進センター資料より)
zuhyo2007_02_02a.jpg

次に化石燃料に頼らない発電の風力発電や太陽光発電などのブースを回り色々聞いてみると、風力発電では、@稼働率は20%強と意外と低いコト。A維持費がかかる(金額については教えられなかった)。太陽光発電では太陽光の20%程度を利用している(太陽光の利用率を高める研究が進んでいるそうです)。思っていたより効率が低い感じがする。

その次に行ったのが水素を利用した自動車と発電システム関係のブースを見学したが、自動車も発電システムもまだ開発途上(まだ販売できる価格になっていない)とのこと。しかし、話しによると水素発電と太陽光発電を組み合わせたシステムが来年から国の補助が受けられるとのこと。

その後色々なブースを見て歩き、さすがと思わされたのがビール会社ブース。展示にビールはありません。植物活性液と医薬品外の錠剤。植物活性液はビール製造工程で出た酵母をたい肥にしたもの。
ビール業界のリサイクルの高さ(確かリサイクル率が100%に近かったと思う)を見た気がした。

気になったブースは天ぷら油自動車ブース。確かに食品廃油を使うところは良いのですが、排気が天ぷらの匂いがする。「もし、この車が街に大量に走り出したら」と思うと排気方法を考えた方が良いと思う。

その他にも面白いブースが沢山有り、各企業がそれぞれにエコに取り組んでいる事を感じた。
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2008年12月18日

堆肥増投による温暖化ガス削減

農林水産省は今年3月に「地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について」を発表している。

主な内容は、日本の農地土壌において表層30cmに水田1.9億トン、畑1.6億トン、樹園地0.3億トン、合計3.8億トンの炭素を貯蓄されている(「土壌環境基礎調査」(1994-1998)に基づき算出)こうした農地土壌が貯蓄している大量の炭素は営農活動によって増減する。これを適切な土壌管理を通じて土壌中の炭素量を一定のレベルに維持し地球温暖化の防止に大きな役割を果たす。ことを目的とし、@たい肥等の有機物の投入量を増加させ土壌への炭素投入を増加させる。A不耕起栽培や省耕起栽培により、土壌有機物分解を抑制し、土壌からの炭素の排出を抑制する。B土壌改良剤(木炭等)の施用の促進を通じて土壌への貯留を増加させるC多毛作の促進より緑肥等の有機物の投入の増加により炭素の投入を増加させる。手法により、農地全体で年間約193〜204万炭素トン(第一約束期間における削減目標の約1割)が吸収できると見込まれる。
しかしながら、この有機物投入は、国際的議論の場においては、炭素貯留のための中心的な取り組みとは認められるとはいいがたい。



この「地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について」と国内排出権取引を上手く繋げれば農業に良い効果もたらすのでしょうし、食を考えても科学肥料より有機たい肥の方が美味しいし、安全なのではないでしょうか。

農林水産省は、これをCOP14に提案する予定だったそうですが、重要議題が持ち越された事からみると国際議論の場ではまだ厚い壁が立ちはだかっているようですが、是非国際的に認められるようにがんばって頂きたい。
ラベル:地球温暖化
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2008年12月16日

COP14閉幕 環境と経済の両立日本が示せ

 京都議定書以降(ポスト京都)の枠組み作りを終えるまで、残すところ1年。重要な通過地点である国連の「気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)」が閉幕した。

 来年の作業計画では一致したものの、具体的中身では進展に乏しい。先進国も途上国も、あと1年で互いの溝を埋め、地球の気候安定に向けて協力し合う覚悟が要る。

 会議の焦点となったのは、2050年ごろまでの長期目標、20年ごろまでの中期目標、新興国の責任分担などだ。

 長期目標については、日本などが「50年までに世界全体で温室効果ガスの排出量を半減させる」との合意をめざしていた。しかし、削減義務を課せられることを警戒する途上国の反対で削減幅は盛り込まれずに終わった。

 先進国の中期目標については、まだ数値を公表していない日本などが「時期尚早」と反対した。結果的に「20年までに90年比で25〜40%の削減が必要」という国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の指摘を認識するという表現にとどまった。

 これは、1年前のCOP13と同じ表現で前進はみられない。途上国への資金援助でも、目立った進展はなかった。

 こうした議論の中で改めて浮き彫りになったのが、先進国と途上国の対立だ。現在の京都議定書では、温室効果ガスの削減義務を負っているのは先進国だけだ。これまで経済発展を享受し、温室効果ガスを排出してきた先進国が責任を果たすのは当然だ。

 しかし、中国やインドをはじめ、経済発展とともに大量のガスを排出している国がある。そうした新興国の排出抑制を実現しない限り、地球規模の対策は意味をなさない。

 にもかかわらず、互いに相手が果たすべき義務を求めることを優先し、歩み寄りは進まなかった。

 「環境先進国」のドイツをはじめ、これまで温暖化交渉で主導権を握ってきた欧州連合(EU)も今回は存在感が薄かった。金融危機による景気後退が影響したためとみられるが、EUに限らず、経済状況の悪化ですぐに腰が引けてしまうようでは、ポスト京都の長期的な対策は望めない。

 むしろ、景気対策を温暖化対策と結び付けていく知恵が必要だ。経済と環境の両立が相反しないことを示せなければ、途上国を説得することも難しい。

 今回の会議は、オバマ次期米大統領の登場を待つ姿勢も見られた。確かに、オバマ政権の出方は世界の温暖化対策に大きな影響を与える。だが、それを漫然と待っていては交渉の最終段階で混乱が起きる。EUが及び腰になっている今、景気対策と連動させた温暖化対策の方向性を日本が打ち出す時ではないか。


          毎日jp社説より




 ところで、2050年までにCO2排出量を1990年(CO2:11億7千万トン)のより25〜40%削減と言うけれど国は本気で取り組む気があるのでしょうか?

 最近、何故か石炭を燃料とする火力発電所があちこちに作られていると耳にするのです。

 話している事とやっている事が別に感じるのは、私だけでしょうか。
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