写真1 AMSR-Eが捉えた2009年9月13日の北極海氷分布 |
写真1は、今年の最小面積が記録された2009年9月13日の海氷分布の様子だ。また、図1は02年以降一日ごとに観測された海氷面積の季節変化の様子を、年ごとに色別の線で示している。昨年(橙色の線)は、8月上旬までは05、06年と同様の面積で推移していたが、8月中旬を過ぎてから異例の早いペースで縮小が進み、07年に次ぐ史上2番目の小ささにまで縮小した。一方、今年は、ちょうど03〜08年の平均的な動き(図1の灰色太線)に寄り添うように推移した。海氷面積曲線はすでに上昇を始め、海氷縁では結氷も始まり出しているので、9月13日の面積がこのまま今年の最小面積となる見込みだ。結果的に、今年の最小面積は、07、08年に次ぐ3番目の小ささとなりそうだ。
全文:日経エコロミーより
図1 AMSR-Eが捉えた北極海の海氷面積の季節変動 (2009年9月29日現在) |
今でも人的CO2排出量は増加し続けていますが、図1のグラフから2007年が最も減少が激しかったが徐々に回復している様に見えます。